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大畑さんのお話は
まず生い立ちから現在までの
テレビ取材のDVDを拝見してから
障害があるから楽しい人生は送れないという思い込みについてどう対応するか
あるいは
障害が治らないという現実をどう受け止めるか
という二つのポイントから
始まりました。

彼女によれば
障害そのものはデメリットでしかない、
しかし健常者がすぐに脳性麻痺にはなれない(!)、
ということを
自分のパワーに変えていくことはできる
ということでした。

そして障害を受け入れることは大事。
社会では、障害のある人と健常者を分けたがるけれども
確かに分けた方が話が早いこともあるけれども
ちょっとの工夫があれば
健常者の中に障害者がいることはでき、
そこで互いに理解が深まる
同じ人間として互いを認め合うことができないと
「障害は不幸」という考えになってしまう。
小さい時から同じ保育園の中に障害のある人たちがいたら
自然に受け入れていく

分けて教育すると
自然に学ぶチャンスがなくなってしまう
ということをおっしゃいました。
少し手がかかるとしても
サポートをつけるとか、ちょっとした配慮があれば
生きやすい社会になるのではないかと思うとのこと。

障害がある人は特別な人、特殊な人というわけではなくて
長生きする人が増えれば
誰でも
できたことができなくなるジレンマの中を生きなくてはいけなくなる
障害を持って生きているのと似たりよったりのところがある。
自分が老いていくときに障害を持ちながら
どうしたらもっと楽しく生きていけるかを
考える時が来るかもしれない。

施設にエレベーターをつける、というのも
障害のある人だけがハッピーになるのではなくて
全国民が幸せになる、ということを
どうやって広めていくのかが
自分のライフワーク、だとおっしゃいました。

そのあとの質疑応答の中で
お子さんと友達の会話を紹介されたのが
とっても印象的でした。

ある日
学校で一番の暴れん坊が
らぶさんの息子さんに
「大畑のとこのお母さん、何いうてるかわからへん」と言ったら
らぶさんの息子さん
「大丈夫。英語のヒアリングと一緒で慣れたら聞き取れるようになるし」と答えたそうです。
そしたら別の友達が
「俺は、お母さんが何いうてはるか、わかるで」と自慢げに話し
最初に意地悪を言った子どもが
逆に元気をなくした、ということがあったそうです。

本当にすごい!
こどもたちの感性、ってすごい!
らぶさんの息子さんもさすが、です。

今日はお話を聞いた全員が
元気をもらった会になりました。

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