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山科のシェアハウス 見学会

2025年9月19日

参加者 7名

タンタンのOBメンバーが暮らしているシェアハウスを

お願いして見学させていただきました。

代表にお話しを伺うと、

ご自身が関わってきた利用者さんのニーズに応じて

デイサービスを作り

さらに地域での一人暮らしの支援を開始。

そして

今回は地域の中の普通の住宅を借りて

3人の利用者さんたちの暮らしの場を作ってこられたということがわかりました。

おうちで暮らしてこられた方達が

地域で暮らし続けていかれることは、当然、可能なはず。

地域で暮らし始めることも

普通にここに引っ越ししてきました、というスタンスで

スタートすることが、当たり前ではないか、とおっしゃいます。

地域に住むということは

彼ら自身を地域社会が認知することでもあり

その基盤を作っていくことが大事だとおっしゃいます。

おもちゃライブラリーが取り組んでいたことも

まさにこれ、と同じです。

ただし、最低、地域で生きていく上で

守ってほしいことは注意していくとのこと。

バスで通所する人も多いので

一つ一つの行動が、まさに

彼らを認知してもらうことに繋がっているのだろうと感じました。

3人のメンバーが住むこのシェアハウスは

行動障害のある自閉症の比較的重い障害の方ばかりが住んでおられます。

いろいろな行き違い(支援者側の思い込みなどもあり)

あちこちで受け入れてもらえなかった自閉症の方を

その特性を理解してしっかり受け入れておられます。

大事にしていることは

お家で培ってこられた本人の暮らし方のルールは

そのまま尊重すること。

だから三人三様のルールがあるそうです。

また支援者の目線で見ると

おうちでできていると言われた生活の色々な部分に

まだまだできていない不十分なところもあり

ケースワーカーさんにみてもらって

認定を見直してもらうこともあるそうです。

確かに長年親が家で見てきた生活の行動様式は

なかなか客観的には判断できない、と思います。

まだまだ先の長い人生。

現在40代後半の代表は、自分より若い方の入居は考えていないと。

つまりずっと見ていく覚悟でおられることがよくわかりました。

運営はヘルパーの導入で

夕飯作り、夜勤(泊まり)、送り出しという形で

回しておられます。

家賃はそのまま大家さんの家賃になり

あとは光熱費、共益費で、ほぼ年金で暮らしていける形です。

家主さんの理解も大きいですが

やはり代表の方の信念、気持ちが

このシェアハウスを成立させていると思いました。

久しぶりに大きな希望をもらえました。

​ありがとうございました。

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